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ジュニアヨット国際親善レガッタ(ミキハウスカップ大阪2013)
実施報告書
大会運営本部本部長 玉置 純
((一社)日本ジュニアヨットクラブ連盟 理事)
レース委員長 井上 博
(大阪北港ディンギークラブ 顧問)
はじめに
本年も文部科学省、大阪市、公益財団法人日本セーリング連盟の後援と三起商工株式会社(ミキハウス)の特別協賛、大塚製薬株式会社の協賛、大阪北港学生ヨット連盟、株式会社よしもとデベロップメンツの協力を得て、一般社団法人日本ジュニアヨットクラブ連盟と大阪北港ディンギークラブとの共同主催により、9月21日(土)〜22日(日)大阪北港ヨットハーバーとその沖合においてジュニアヨット国際親善レガッタ(ミキハウスカップ大阪2013)を、昨年の第1回大阪レガッタに引き続いて開催することが出来ました。
初日
初日の21日は昨年同様体験試乗会を行ない、2014年のミキハウス入社内定者6名の方々が大阪北港ディンギークラブのインストラクターの指導の下、セーリングを体験されました。また内定者の方々は翌日のレースの際にもスタッフとして、競技の運営に多くの協力を頂きました。
2日目
翌22日のレース当日は8クラブ、選手29名の参加があり、OP級上級者クラスに15艇、OP級初級者クラスに7艇、トッパー級7艇の内訳となりました。また、ボードセーリングテクノ293級の女子選手のオープン参加がありました。指導者・保護者の参加は39名で、
運営スタッフその他51名の総勢130名ほどのレガッタと盛会でした。
9時より開会式が行われ、笹田大会副会長(大阪北港ディンギークラブ会長)、特別協賛を頂いた三起商工株式会社総務部光川彰夫部長より選手たちへの激励の挨拶と井上博レース委員長(大阪北港ディンギークラブ顧問)からの注意事項等の説明がありました。艇長会議の後、各艇出艇しレース海面へ向かいました。
開会式 | |
笹田大会副会長 (大阪北港ディンギークラブ会長) |
三起商工株式会社総務部光川彰夫部長と 運営をお手伝いいただいた社員および内定者の皆様 |
井上博レース委員長 (大阪北港ディンギークラブ顧問) |
日本ジュニアヨットクラブ連盟専務理事 伊藤 雅宣 |
競技は昨年と同じく、OP級上級者クラスとトッパー級は淀川河口の沖合レースコースで、OP級初級者クラスは北港ヨットハーバーのポンド内レースコースで実施しました。
当日は晴天に恵まれたものの、無風〜微風状態が続き、沖合レースコースでは上げ潮にも拘らず一週間前に近畿地方を襲った台風18号による淀川増水の影響で2ノット以上の川の流れで、マークの設置もままならず、各艇もハーバーから海面に出たものの川上の本部船にまでたどり着かず、運営艇に曳航されて本部船近くに係留しておかないと又川下に流されるという状況でした。午前中はあまり風が吹かないのは分かっていたものの時折吹く4ノットの風でも安定した帆走は難しく、早々とAP/H旗を揚げて帰港しました。
陸上で各クラブ代表者を集め、「昼からは今以上に多少風が吹いても下げ潮となり川の流れと重なって3〜4ノットの速さの流れになり正常なレースが出来ないであろう」との説明を行い、初級者クラスと同じポンド内でのレース実施を提案し各クラブもやむを得ず了解して頂いたので、午前中にポンド内で3レースを完了したOP級初級者クラスには申し訳ありませんでしたが、第4レースで終了として頂くことにしました。
OP級初級者、OP級上級者クラス、トッパー級を艇種別に分けて、レースに出ない艇種はゲストポンツーンに艇を舫って観戦、前の艇種のフィニッシュが始まると舫いを解いて海面に出るというパターンを繰り返して、結局OP級初級者クラスは第4レースで終了し、OP級上級者クラスとトッパー級はそれぞれ3レースを消化しました。
いつものトライアングルコースとは異なる変則コース設定となったので選手諸君にはおそらく楽しい思い出の残るレースであったと思うが、運営側としては無念の思いと消化不良の感じが強く残りました。
然し乍ら、ポンド内のレースということで、参加選手の保護者や指導者による多くの声援があり、非常に賑やかな雰囲気の中、選手にも印象深いものとなったと思われます。
パーティー
全レース終了後、予定を早め3時30分から、ホストクラブの大阪北港ディンギークラブの宴会部が大活躍をして、吉本興業の若手芸人3組に来て頂きアフターレースが始まりました。
株式会社よしもとデベロップメンツの協力で来て頂いた特別ゲストの、BBQ芸人のたけだバーベキューさん、腹話術の川上じゅんさん、大道芸のモンブランさんには、パーティーを大変に盛り上げて頂き、感謝申し上げます。
閉会式も兼ねた親善バーベキューパーティー大会は大いに盛り上がり続けて、終わったのは暗くなりかけた5時30分で延々と楽しい雰囲気で行われました。
表彰式
成績発表では、1位から6位までに表彰状、1〜3位に金、銀、銅メダル授与を行いました。OP級上級優勝者のレーザー光フリート豊島有壮さんにはミキハウスの優勝者ジャケットが光川総務部長より授与されました。
関東水域OP連絡会が主催するタイクリニック2014へ参加費用・渡航費用を連盟が援助しての海外セーリング研修派遣の資格を競う特別賞のクラブ対抗チームレースは、鳥取県の湖山池ドリームジュニアが昨年に続いて受賞しました。
さらにミキハウスより提供頂いた多くの飛び順位賞の副賞やジャンケン大会での賞品授与があり、選手も指導者・保護者も一同大喜びでした。
最後には会場周辺の清掃を参加者全員で行い、今年のレガッタを無事終了しました。
最後に
この大阪北港ヨットハーバーは、来年度より民営化したいとの大阪市の方針で、現在大阪北港ヨットハーバーの利用者が集まって市港湾局や市議会と現状維持の方向で交渉を続けています。
この記事が出る、12月中には市議会で民営化の方向性が出ているものと思いますが、仮に現状の状態でハーバーが残ることになりましたら、来年こそは選手やクラブコーチに満足してもらえるレースを行いますことをお約束させて頂きます。
最後に本レガッタにご協力頂いた全ての関係者に感謝申し上げるとともに、来年のレガッタが是非開催出来るようになって、より多くの参加者を得て充実したものとなるようご協力を重ねてお願いして、報告とさせて頂きます。
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